「湯シャン(お湯だけで洗髪)」には頭皮への刺激を減らす効果が期待できます。しかし、AGA(男性型脱毛症)や薄毛を改善する医学的根拠は現在ありません。
AGAの原因はシャンプーではない
AGAの主な原因は、男性ホルモンから作られるDHT(ジヒドロテストステロン)が毛根に作用し、髪の成長期間を短くすることです。
そのため、シャンプーをやめることや高級シャンプーに変えること、湯シャンにするだけではAGAの根本原因を解決できません。
日本皮膚科学会が推奨する治療
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、フィナステリド内服とデュタステリド内服、ミノキシジル外用が「強く勧める(推奨度A)」とされています。 一方で、湯シャンは治療法として推奨項目に含まれていません。
湯シャンのメリット
考えられるメリットとしては、頭皮の乾燥を防ぎやすいことや敏感肌への刺激を減らせること、シャンプー成分によるかゆみが減る場合があることです。特に乾燥肌の人では頭皮環境が改善する可能性があるようです。
湯シャンのデメリット
皮脂分泌が多い男性では、毛穴の皮脂詰まりや頭皮の臭い、フケやかゆみ、脂漏性皮膚炎の悪化につながる可能性があります。
50代・60代男性への現実的な結論
湯シャンは「頭皮ケアの方法の一つ」であり、発毛治療ではありません。
薄毛改善を目指すなら、フィナステリドで抜け毛を抑える、ミノキシジルで発毛を促すにつきます。頭皮を清潔に保つことと睡眠と栄養を整えることも当然です。これが、現在もっとも科学的根拠が強い対策のようです。
実は、私の高校時代からの親友は、髪の毛が薄くなってきたときに、知人に「湯シャン」をアドバイスされたそうで実行に移したそうです。
昨年、同級生5人で飲んだ時に髪の毛の話題となり、友人がその話を出して、自分には効果があったんじゃないかと言っていました。ユーチューブで医師も推奨していましたので、それを聞いて、私も試しましたが・・・
正直にいうと私は効果を実感できませんでした。
私は、毎日シャワーかお風呂に入りますが、2日に1度は完璧な「湯しゃん」にして、他は、少しだけシャンプーを使う程度にしました。そのせいなのか、あるいは、その前から、フィナステリドとミノキシジルを使用し始めていて効果が出始めていたからかもしれませんが、「湯シャン」で追い風となるような効果はなかったと思います。
頭の臭いを気にしながら仕事をしたり日常生活をするほど効果はなかったということです。あくまでも自分の体験です。

